相続登記は相続手続きの最後の関門です。

相続手続きといっても、承継する遺産は色々あり、それぞれ手続きが異なります。
中でも不動産の相続による名義変更手続き、いわゆる「相続登記」は通常は一番高額である不動産に関する手続きとなりますのでより複雑になります。

相続登記が複雑な理由

自動車や預金、有価証券など承継する遺産の種類によって相続手続きの窓口は異なりますが、不動産の相続登記の窓口は法務局、いわゆる登記所です。
なんといってもこの役所は細かいことで有名です。

裁判所などにも書類を出すことは多いですが、ある程度ファジーに対応してくれることがあるのですが、法務局は少しの間違いも許しません。

司法書士という職業は、士業の中でもとりわけ細かい作業を得意としますが、こういう役所を常日頃から相手にしているので鍛えられているのです。

でも、逆を言えば揃えるものをバチッと揃えていれば余計な詮索はされずに手続きは通ります。

難しい言葉でいうと形式的審査権といいますが、要は書面上でしか審査しないのです。
ですので、不動産の所有者(被相続人)は誰で、相続人はこれだけいて、誰が相続するという内容がきちんと書面で証明することが出来れば名義変更できます。

一般個人の方が相続登記するのが難しい理由

法務局の無料相談やネットや書籍で相続登記の方法を調べることは出来ます。

細かい事務手続きや法学部出身などで民法の親族・相続をある程度理解している人であれば時間はかかりますがやってやれないことはないと思います。

ただ、時間はどうしてもかかりますし、戸籍の収集や法務局の無料相談の利用、登記申請など、官公署が窓口になるので平日の9時から17時くらいまでしか対応してもらえません。

仕事をしていない(退職された)方、サービス業(平日休み)の方なら都合がつくかもしれませんが、カレンダーどおりのお休みの方は、このために休みを取って手続きしなければなりません。

まず1日では間違いなく終わりませんので、かなり要領のいい人でも最低丸3日はかかるでしょう。

皆さんが一日で稼ぐお金はいくらでしょうか。

仮に月収30万円として、月20日働くと1日15,000円稼ぐことになります。

3日休むと45,000円です。

現実的にはもう少し時間がかかることが多いので、もっと損失は出ると考えられます。

司法書士の報酬はどうしてもかかりますが、手間を考えたらおそらく納得できる金額になるのではないでしょうか。

費用の詳細は料金案内をご覧いただくか、お問い合わせ下さい。

色んな「士業」も結局最後は司法書士へ依頼します

さて、一般個人の方が自分で相続登記をするのは大変なのは前述のとおりなのですが、法律や相続の手続きに詳しい、「士業」でも不動産の相続登記に関しては司法書士に依頼してきます。

代理権の範囲外ということもあるのですが、そもそもこのあたりの知識が無いのです。

もちろん司法書士である私が相続税の申告は出来ないのですが、代理権も無いですし、知識も無いのでできません。

そういうことです。

相続登記は遺産承継の最後になることが多いので、結局相続手続きの最後は司法書士が任されることが多いです。

当事務所では、相続に関する手続きでは相続登記を最も多く扱っており、一番得意な分野となりますが、その他の遺産承継全般に関してご依頼いただくことが出来ますので是非ご相談下さい。

なんだか今回は宣伝くさいコラムになってしまいました。。。

まあでも、私も任せられることは任せた方が仕事でも人生でもゆとりが出来るのでいいという考えです(笑)

任す相手として当事務所が適しているかどうかは無料相談をご利用下さい!

この記事を書いた人佐伯知哉(さえきともや)司法書士紹介ページ

司法書士法人さえき事務所の代表司法書士。
主に相続関係の手続き、相続の生前対策(遺言・家族信託など)、不動産の登記、会社法人の登記を中心に業務を行っております。今後はさらに遺産相続問題に先進的に取り組む事務所を目指しています。

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